集まるの法則とバラバラになるもの

梅雨の鬱陶しい時期となりそうですが、いかがお過ごしでしょうか。

という「鬱陶しい」という言葉を文頭に使ってもいいと手帳に書いてありました。

何か、お上品な言葉ではない印象がしますが、そういう言葉を使うらしいです。

 

最近、集まるの法則を発見したので、新鮮な気持ちで紹介いたします。

今日も忙しかったのですが、本はいっぱいある、もう買わなくていいやと

部屋を見渡しながら常日頃から自戒していました。

 

ところが、今日も興味ある分野が出てまいりまして、

本を六冊ほど買ってしまいました。

どうすんねん、と一人で突っ込んでます。

 

何か、本が集まろうとしている、本が本を呼ぶみたいな感じで、

増えていきます。結末はどうなるのかな、なんて想像しますが、

結局はバラバラになるんじゃないかと思います。

 

どうバラバラにするか。集めた本が一気にバラバラになるというのは

とても悲しい気持ちです。

 

集まるの法則とバラバラになるもの。

 

そういうことを考えていたら、ジャック・デリダの「脱構築」を

思い出しました。韓国語では解体哲学という言い方をするらしいですね。

 

構造の要素を一旦、バラバラにする。そこから、使えるものと

使えないものを判断したり、ひょっとしたら使えるものについても

考えます。また、そこから、再構築して、新しいものを作ります。

というものです。

 

時計職人が修理するときに、一つ一つの部品を確かめながら直すように

一つ一つの考え方を丁寧に精査します。

 

集まれの法則とか、脱構築とかを思考していると、

現代社会から未来に向かって必要なのは、きれいにバラバラにすること

なのかなと仮説を立てて考えています。

 

きれいにバラバラにして、新しいものを作る。

なにか、重要な考え方のような気がします。

 

何か、不動産屋さんにも生かせそうな気がします。